車検の前に準備しておきたいものとは
車検を受けるには事前に用意しなければならない書類が必要になります。今回は初めて車検を受けるけれど、用意する書類などがわからない、必要書類のチェックの重要性、費用はどれくらいかかるのかなどを紹介します。これから車検の予定がある人はぜひ参考にしてください。
車検に出す前に準備しておくものとは
車検を受けるには提出する書類がいくつかあります。まずは車検証、こちらは自動車への携帯の義務があるので、大抵は車検証入れなどの中に入っています (探しても見つからないという場合は、とり急いで自身の住んでいる管轄の運輸支局や軽自動車検査協会で再発行の手続きを行ってください)。
次に自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)、こちらは法律で加入が義務付けられている強制加入保険になります。ご自身で運輸支局に持ち込む場合は事前に保険会社の営業窓口で加入するか、保険会社の代理店での加入が必要です。車検代行業者などに車検を出す場合には、保険代理店を兼ねている場合があるのでお任せできます。
最後に自動車納税証明書ですが、こちらは自動車への携帯の義務はなく車検証に記載されている所有者の住所宛に税金の払い込み用紙が届くため、自宅保管が多く紛失しやすいです。車検を受ける際に普通自動車の場合は自動車納税証明書がなくても車検は受けられますが、軽自動車の場合は自動車納税証明書を紛失してしまった場合には住んでいる地域の市役所にて再発行が必要です。
車検に出す前には、以上3つの書類を事前に準備しておくことが必要となります。
必要書類をチェックしよう
車検に出す前に準備しておく書類が揃ったら、今度は必要書類の内容がちゃんと合っているかのチェックをしておいたほうがよいでしょう。いざ車検に出して書類に不備がある場合、車検を受ける前に書類の記載内容を訂正しなくてはいけなくなったり、保険会社に問い合わせたり、車検証の内容を変更してからでないと車検は受けることができなくなるなど、二度手間になってしまいます。まず車検証の所有者が自分になっているか、記載されている住所が現在住んでいる所と一致しているかチェックしておきましょう。
次は自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)ですが、車検の満了日を保険できちんとカバーできる期間で加入されているかチェックが必要です。通常は、今回の車検から次の車検までの間で余裕を持たせて25か月で加入するケースがほとんどで、もし自賠責保険が切れた状態で走行してしまうと1年以下の懲役または50万円以下の罰金。自賠責保険の証明書を携帯していなかっただけでも30万円以下の罰金に科せられてしまうので、きちんとチェックすることが必要です。
最後は納税証明書で、納税してあることはもちろんですが、用意したものが最新の納税証明書かどうかきちんとチェックすることが大切です。うっかり用意した納税証明書が前のものだったということは非常に多く、自宅に取りに帰るという二度手間もよくあるため注意が必要です。
車検の費用ってどれぐらいかかる?
一番気になるポイントなのがやはり車検にかかる費用です。費用についてはどこに車検に出すか、車検を受ける自動車の種類によってかなり変わってきます。
ユーザー車検として運輸支局や軽自動車検査協会に持ち込む場合には、法廷費用(重量税6,600円、自賠責保険料2万1,140円、検査手数料1,00円)となるので軽自動車の場合はおよそ2万9,240円から、普通自動車の場合は車種クラスにもよりますが、トヨタ「ZVW30プリウス」の場合は重量税1万5,000円、検査手数料1,800円、自賠責保険2万1,550円のトータル3万8,350円からとなります。
ユーザー車検の場合は費用をとても抑えられるのが特徴になりますが、平日のみしか検査を行っていないため平日が休みではない方にとっては不便です。
基本的にはユーザー車検も、車検代行業者も法廷費用の部分は変わらないのですが、車検代行業者やディーラーなどに車検を出した際に料金の差が出てしまう原因は車検を代行する手数料の部分や、メンテナンスの部分でかかってくる部品代や整備工賃などに差があるため料金が変動してしまいます。
その分、素人ではわからない車の異常や車を長く乗るために交換が必要な定期交換部品のアドバイスや診断もしてくれるので、車を乗るうえでは安心して乗ることができます。料金も車検を受ける前に車検の見積もりを出してくれるのでその点も安心です。
車検をスムーズにとるためには、必要書類の準備や記載漏れなどのチェックがとても大切で、間違っていると法律で罰せられてしまうため注意が必要です。車検の費用もユーザー車検で行えば費用はとても抑えられますが、車のメンテナンスの部分では不安が残ってしまいます。費用はかかってしまいますが、プロの自動車整備士がいる車検代行業者やディーラーに車検をお任せすることが安心して車を乗るうえではおすすめです。